まだ肌寒い信州の桜が満開を迎える4月21日に長野県松本市から白馬村までを往復するAACR(アルプスあづみのセンチュリーライド)に参加してきました。
自転車日本一周の仲間が毎年参加しており、SNSやブログを通して、雄大な北アルプスの景色を眺めながら走っている様子を見て、参加してみたいと思っていたイベントです。
ここ数年山登り一辺倒でしたが、AACRに向けての準備、本番を通し、自転車で走る気持ちよさや楽しさを思い出すきっかけとなり、2019年の1つの転機にもなりました。
桜のAACR(アルプスあづみのセンチュリーライド) 概要
桜のAACRは4月下旬に開催されますが、それまでに1月にエントリー、3月から4月の間に車検(点検)をしなければなりません。
大会に参加するための流れは以下の通り。
①RUNNETの会員登録。
②大会エントリー(2019年は1月19日土曜日10時~) 先着順でクリック合戦。
150キロ走りきれるか不安があったため、1番早くスタートできる第一組でのエントリーを狙っていました。
こちらのサイトを参考に第一組にエントリーすることが出来ました。
③自転車の点検をしてもらう。(3月~4月)
④大会前日受付
⑤大会当日(2019年は4月21日開催)
大会当日は4月下旬でも信州の朝はもちろん日が陰ってしまった時も寒い。
折返し地点の白馬を走っているときには昼の11時で気温7℃とか・・・。
風を通さないウィンドブレーカーはもちろん末端の手袋の準備は忘れずに。
桜のAACR(アルプスあづみのセンチュリーライド) ルート
午前5時30分に松本市 の梓水苑(しすいえん)を出発し、 6カ所のエイドステーションを巡り、150キロを走るルート。
各エイドステーションの間隔は20キロから25キロぐらいで、ほぼ1時間前ごと休めるようになっており、きつく感じたのは後半の白馬から木崎湖への登りと 碌山公園エイド後の緩い登り の2つ。
この2箇所以外は平坦、または下り区間なので、ペダルを回せばどうにかなる。
準備不足感が否めない状態だったけれど、なんとか完走できたので、初心者にはオススメできる大会です。
桜のAACR(アルプスあづみのセンチュリーライド) 大会前日。
車に自転車を積み、午前9時ごろ自宅の愛知県を出発し、長野件松本市へ。
中央道の塩尻トンネルを抜けた先に見えた北アルプスの山並みや自転車を積んでいる車も周りを走っており、松本インターを降りてからもロードバイクを見かける回数がいつもより多く、桜のAACRが始まるんだという実感の連続。
松本市内のお店で今回一緒に走るお兄さん方と合流し、大会前日の受付へ。
ゼッケンと参加賞のタオル、松本市内のパンフレット等をもらい、物品販売コーナーではドリンクボトルを記念に購入。
大会当日に向け、焼肉で決起集会。
このお兄さん方についていけるか不安ですが、まずは完走を目標第一に楽しんでいきたい。
桜のAACR(アルプスあづみのセンチュリーライド) 当日
午前4時すぎに起床、寝ぼけながら朝ご飯の菓子パンを食べ、AACRの準備を済ませていく。
5時過ぎに会場に到着、上下の防寒はバッチリだったものの、防風グローブを忘れたため、10分ぐらいの走行にもかかわらず、指がかじかんでしまった。
会場に着いたからは便意とトイレ行列、スタート時間のせめぎ合いで、無事にスタート切れるかさえ危ないところだった。
スタート8分前にトイレも無事に済ませ、スッキリ。
美ヶ原から太陽ももう昇ってきそう。
5時30分 桜のAACRスタート。
スタートしてすぐに桜並木を眺めながら、思ったよりもアップダウンのある道を走っていく。
第2組スタートのタイさん、トッキーさんがいるため、アベレージ23~24キロほどのスピードで落ち着いた状態で走っているけれど、この平和な状況はどこまで続いてくれるんだろう。
第1エイドのアルプスあづみの公園への登りは常念岳へと向かっていく登り。
4月上旬まで乗鞍岳や唐松岳などの雪山に登ってばっかりだったけれど、たまには麓から山も見上げるのも気持ちよくていいなと思えた。
第1エイドのアルプスあづみの公園のごはんは、コッペパン(いちご、ブルーベリー、オレンジ)とホワイトチョコでコーティングされた信州銘菓あずさ。
初めてサイクリングイベントでもあったので、や朝ご飯の量や補給食の携帯の悩んでいたけれど、朝ご飯は菓子パン1つ、2回分の補給食があれば充分でした。
菓子パン2つも食べたので、ここでもらったあずさを食べられず。
気づいたら20分差をひっくり返し、タイさんとトッキーさんが追いついていた。
どうやら追いつくために、第2組の先頭を走ってきたようです。
第2エイドは噂に聞いていた伝説のネギ味噌おにぎり。
「残り1キロです、エイドではネギ味噌おにぎりがありますよ!」との応援の声で、みんなのケイデンスが確実に上がっていた。
ほんのり温かいごはんと刻んで叩いたネギ味噌の塩じょっぱさがたまらない。
このネギ味噌ってどこかに売ってないんですかとエイドの方に聞いてみたものの、自家製のネギ味噌でどこにも売ってないそう。
辛味噌おにぎりもあり、ネギ味噌、辛味噌、ネギ味噌、辛味噌・・・と飽きることなく永遠に食べれそうな気がする。
天気が良い時に同じコース走って、好きなタイミングで立ち止まったり、写真撮ったりしたいなと考えいたけれど、このネギ味噌おにぎり食べられるなら、AACRにまた参加したくなるわぁ!!
4年連続!?ぐらいでAACRにみんな参加している理由を垣間見た気がする。
ここでホイールのリムテープを貼っていなかったためにパンクをし、皆さんをお待たせして、すいませんでした。。
マビックの方にサポートしていただき、ガムテープを巻き、なんとかパンク修理が出来ました。
次回以降参加するときは、迷惑をかけないようにしっかり準備したうえで、大会に臨みます。
爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳と北アルプスの後立山連峰を眺めながら、走って行く。
爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳 は八方尾根から見た姿が素晴らしく、縦走してみたいエリアで眺めているだけで、テンションが上がる。
曇ってきたけれど、青空と残雪の白い姿を見に来てみたい。
この区間は向かい風にも関わらず、アベレージ30キロ以上で走り去っていくお兄さんたち、さすがについて行くのは無理でした。
木崎湖エイドからは降りで一気に白馬村の松川大橋、秋には白馬三山と三段紅葉が見られるスポットらしい。(某長官情報。)
五竜岳、白馬三山に向かって登っていくルート、晴れていたらたまらない景色。
白馬エイドでは温かいそばをいただく。
道路脇の気温計も7℃まで冷え込んでおり、たき火で体を温め、思わずウィンドブレーカーを着込むほど。
ここで今日の折返し地点での状況は登り、平坦で無理ないペースで走れば、なんとか完走出来そう。
まず木崎湖までの登りが正念場。
松川沿いのここまでのルートで1番で北アルプスを近くに感じられる景色。
あづみの公園、木崎湖周辺、松川大橋、松川沿いのこの場所がAACRに参加して、改めて走り直したいと思ったルートでした。
木崎湖への登りで離されてしまいましたが、木崎湖沿いの緑川商店で合流。
お願いシリーズの聖地になっているお店らしい、白馬エイドでそばを食べたばかりなので、名物の麺類はお預け。
木崎湖エイドではお焼きと行者ニンニクのお味噌汁。
去年はここでも伝説の味噌おにぎりが振る舞われたそうですが、今年はそのご褒美はなし。
ここから碌山公園エイドまでは下り区間、アベレージ32キロあたりでちぎられましたが、みんなアベレージ40キロ前後で走ってたようです・・どう考えてもおかしい(笑)
最終エイドの 碌山公園エイド 、おはぎとリンゴジュースをいただく。
足も上半身も限界が近いけど、残り20キロなら、なんとか頑張れる。
このエイドスタート直後、ちょっとした傾斜の登りに苦戦、ここが最後の正念場。
最後の登りもなんとか登り切り、ここまで来れば、あと5キロ、15分ほどでゴールだ。
AACR完走!!
AACRに向け、2年ぶりに自転車に乗り、整備も行い、久々に風を切って走る気持ちよさを味わうことも出来ました。
ただみんなについて行くためにはランドナーではなく新しいロードバイクにすることともうちょい練習する必要があるかな。
今回はお昼過ぎからの天気が微妙だったので、来年の4月に輪行バックを乗せて、松本から白馬まで走ってみたい。
またビーナスラインや開田高原など自転車で走ってみたいところもあるので、写真を撮りながら、ご当地ものを食べに行こう。
タイさんの家でちょっと仮眠して、愛知県の自宅へと帰宅。
タイさん、みさなん2日間お世話になりました。
コメント